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#01 ケベック往き

1993年11月3日 8:00 トロント発のVIA Trainに乗りケベックに向かう。シカゴに行く時に電車に乗って懲りていたんだけど、今回もやっぱり電車。金額が全然違うんだよねぇ。往復で109.14ドル(当時のレートで8,700円くらい)。飛行機だと恐ろしい金額だから。

この旅、僕にしては珍しく独りではありません。といっても、残念ながらトロントで知り合ったかわいい女の子と二人でというのではなく、むっさい男との二人旅。協調性のない僕は誰かと一緒に旅に出るというのはあまり好きじゃなかったんだけど、ダフ屋でなんとか稼いだとはいえ財政難であることは変わってなかったので、ホテル代を安くするためにたまには誰かと行くのもいいもんかなと思ってね。が、大失敗。電車に乗った瞬間からしょーもないジョークを連発し、それ以外に口から出る言葉は「疲れた〜、つまんねぇ〜」ばかり。挙句の果てには「もともと旅行なんて行きたくなかったんだよねぇ。tatsuyaがどうしてもって言うから来たけどさ」とのたまう始末。非常に不愉快だったね。ちなみに、僕はどうしても来てくれなんて言ってないよ。彼がケベックとモントリオールに行くっていうからそれじゃ予定を合わせようということで一緒に行っただけ。せっかくの旅行が…。

とまぁ、行きの車内は最悪でしたが、多分モントリオールあたりからでしょうか。車内のアテンダントがフランス語を話し始めたのは。ここで僕は大学で勉強した成果をとばかりフランス語を話してみたくなる。"Deux coca, s'il vous plait"や、やったぁ。とまぁ、僕も結構おバカだよね。この程度で喜んじゃって。でも、僕が大学で第二外国語にフランス語を選択した理由は「トロントに野球を観にいった時にフランス語圏のモントリオール・ケベックにも旅行に行くから必要になる」ということだったんだよね。結構まじめでしょ?でもさ、中学生の時から勉強しても英語できないのに、大学2年間でフランス語できるようになるわけないんだよねぇ…。この辺が僕のちょっと足りないところでしょうか。

こうして非常に不愉快な思いとフランス語を使う喜びを感じながら、出発から約8時間後の16:09にようやくケベック到着。まずは今夜の寝床を確保せねばとホテル探しに。こじんまりした洒落たホテルがあったのでそこに泊まることにしました。11月のケベックは完全に観光シーズン外れてるからどこのホテルもガラガラ。予定通り安くきれいなホテルに泊まることができました。でも、寒かったなぁ。

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