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#02 方向音痴

長旅から一夜明けたシカゴはまさに野球日和。といきたかったんだけど、どーも僕は天候には恵まれない性質でこの日のシカゴも小雨がぱらつき、気温も低かった。まぁ、とりあえず朝食を済ませた後、チェックアウトを済ませて街にでる。実は1泊分しか予約してなかったんだよね。というのは、一泊目は到着が夜ということもあって、ちょっと怖かったからちゃんとしたホテルを予約してたんだけど、ずっとそこに泊まるほどの資金力はなかったんだよね。

で、朝1番のお仕事は本日の宿泊場所探し。ガイドブックであらかじめ目をつけておいたYMCAに向かう。残念ながら2人部屋しかい空いてないといわれたが、そんなもんは百も承知とばかりその部屋まで連れていってもらった。内心、友達を作るチャンスではないかと思いながら。・・・が、ドアを空けた瞬間にそんな気持ちはもろくも崩れ去った。部屋には身長2メートル、体重は120、130キロぐらいではないだろうかという真っ黒な大男がベッドに横になっている。 そして、僕を見た瞬間にその男はニヤリと笑って‘Hello’と声をかけるではないか!また、その頬には深い傷跡。うわぁ、まじこえ〜と思って、おもむろにドアを閉めてしまった。 一度閉めてしまえば、今更2度と開けることはできないと思い、しぶしぶYMCAを後にするのであった。あー、またやってしまった。 結局、2件目の小さなホテルに決定。次の行動へと移るのであった。

さて、今日はデーゲームなのでそろそろ球場に向かわねばと、電車に乗り込みWrigley Field(リグレーフィールド)へ向かう。こういう時、普通の日本人観光客なら迷うことなくタクシーに乗るみたいだけど、その街を知るためには街の人たちが常用している乗り物が一番という考えから、僕はいつも電車に乗る。そして、このときもやってしまったー。シカゴっていう街は北は安全、南は地獄。で、僕の目指す球場は安全な北。なのに、何故かどんどん客層がやばくなっていく。それは、はっきりと感じられた。そう、方向音痴の僕は南に向かっていたのである。 「やばいぃ」と思ったけど、平然として次の駅で下車、反対方向に向かい事無きを得たのである。

リグレーフィールド

そしてとうとう球場に到着。トロントと違い、チケットは簡単に手に入り、僕は何の問題もなく球場に入ることができた。ダフ屋との交渉を考えていただけに、ちょっと拍子抜けしちゃったけどね。

見てよ、この球場。外野フェンスにはツタが絡まってるんだよ。オーナーが「野球は太陽のしたでやるもんだ」という方針だったから、数年前までナイター設備がなかったちょっとこだわりの球場。なんか、これみれただけで、満足って感じ。この雰囲気を胸に吸い込みながら、しばし自分の世界に入り込むのであった。

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